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一人前の経理になる!

一人前の経理になる!|第1回:経理の役割から必要なスキルを考えよう

目次

Last Updated on 2025年8月29日 by ロジメイト編集部

はじめに

経理という専門職でキャリアを築いていく決意をお持ちのあなたへ。

経理は企業の経営判断の基盤となる情報を提供する重要なポジションです。単なる数値の記録係ではなく、企業価値向上に直結する戦略的な役割を担う職種として、必要としない会社はありません。

一方、経理でのキャリア形成の過程で、どのようにスキルを磨いていけばよいかご相談を受けることがあります。経理という職種は、基礎の簿記から始まり、会計基準への深い理解、税務知識、IT活用能力、そして経営分析力まで、身につけるべき専門性は多岐にわたるため、迷われる方も多いのでしょう。

この連載「一人前の経理になる!」では、経理のプロフェッショナルとして長期的にキャリアを積んでいきたい方を対象に、体系的なスキルの磨き方をを提示したいと考えています。

第1回となる今回は、経理の本質的な役割を明確にした上で、一人前の経理プロフェッショナルになるために必要な知識体系とスキルセットを整理します。

経理のプロフェッショナルとしての第一歩を、ここから始めましょう!!

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経理は勉強すれば必ずできるようになります!!頑張っていきましょう!!

まずは経理の役割について考える

①最低限の経理の役割

まずは、経理の役割から考えてみましょう。経理部が作成する最終成果物として、一般的には以下になるかと思います。

  • 月次の試算表(および取締役会資料などの、試算表をもとにした資料)
  • 計算書類
  • 税務申告書

各会社の経理部の立ち位置によるとは思うのですが、これらはどの会社でも作成するはずです。そして、これらの元となるのは、会社で生じた様々な事象であり、作成するフォーマットは最低限複式簿記に則ったものとなります。

したがって、最低限の経理の役割を果たすために、必要なスキルとしては以下になるのではないかと考えています。

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まずはこれらを満足に作れなければなりません!

②経理部門が提供する未来情報

以上が最低限経理が果たすべき役割かと思いますが、当然それだけでは不十分です。試算表などを作成するのみではなく、そこから読みとれる情報を経営側などの他部門に回し、判断の役に立ててもらう必要があります。

例えば、会社が資金ショートを起こした際、「我々は情報は提供している。それに気づけなかった経営者が悪い」などという経理部はおかしいのは明らかです。

そのような経営判断に資する情報を提供するためには、まず経理側で他の部門がどのような情報を欲しがっているか、どのような情報が有用かわかってないといけません。

したがって、他部門とのコミュニケーション能力や会計数値の解釈力が必要となるかと考えています。

以上、これらの経理の役割を短い文章で説明するなら、「会社で生じた事象を、基準や法令に適う形で、複式簿記によって整理し、経営判断に敵う情報を提供する」になるかと思います。

次に、それぞれの概要について説明していきます。

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当然、上記以外もありますが、ひとまずはこれらを押さえていきましょう!

必要なスキル

①簿記・会計学の知識

公式サイトより

言うまでもなく、簿記や会計学が経理の基礎です。

日商簿記や税理士試験、会計士試験などありますので目標自体は立てやすいのかなと思います。

一方で、どこまで勉強すればよいのかや、能力としてどのようなことができればよいのかといった部分については不明確かと思いますので、次回以降でこれらの部分について解説していければと考えています。

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言うまでもなく簿記は前提です!

まずはここから頑張っていきましょう!

②法人税務の知識

経理が作成すべき成果物の一つに、税務申告書があります。

税理士に作成を依頼しているから勉強しなくても大丈夫、というわけではなく、

  • 税理士に提供する資料の作成のため、日ごろの仕訳から税務を意識する必要がある
  • 会社が取引を実行する前に、税務に関するリスクを知らせる必要がある

ため、経理担当もある程度は理解していないといけないでしょう。

とはいえ税務は奥が深いので、どこまでやればいいか判断しにくいかと思います。

次回以降で、こちらの部分について解説していければと思います。

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税務はとっつきにくいですが、確実に価値を生み出します!

③データやシステムへの習熟

簿記や経理の知識があったとしても、試算表や申告書を作成するためにはExcelや各種SaaSなどのツールに頼らなくてはいけません。それらを正しく利用できるリテラシーがなければ、業務がなりたたないでしょう。

ただし、ひたすらにExcelの関数を勉強したり、システムのマニュアルを読めばいいという話ではなくどのようにテクノロジーを使えばいいかという部分を知るべきだと考えています。こちらも次回以降、解説していきます。

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経理とITは切っても切れない関係にあります!

④他部門とのコミュニケーション能力

会計数値を作成するためには、他の部門から情報を入手しなければなりません。その時のコミュニケーションで、やたらと専門用語を使用したら、高圧的に資料を要求したりすると、上手くいかないことが多いでしょう。

また、経営判断に有用な情報を作成するためには、そもそも自社で行っているビジネスを理解しなければなりません。その理解に、営業部門や調達部門の現場感覚は大変有用です。つまるところ、他の部門と協力して会計数値を作り上げていく必要があります。

これは座学で身につくものではないと思いますが、どのように対応していけばよいか、次回以降解説していきます。

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他の部門の方と協力し合って会計数値を作っていきましょう!

⑤会計数値の解釈力

最後に、作成した会計数値から、自社がどのような状況にあるか理解しなければなりません。

例えば、自社が効率よくビジネスを行っているか(ROE,ROA等)、行っていないとしたらどこに問題があるのか指摘できなければなりません。

この点についても、次回以降解説していきます。

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経理自身も会計数値を利用し、どんどん自社を分析していきましょう!

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この記事の執筆者

西川隆将

西川 隆将

公認会計士
2015年に北海道大学在学中に公認会計士試験に合格。大学卒業後、EY新日本有限責任監査法人での監査業務を経て、株式会社BearTail(現TOKIUM)にて事業会社での実務経験を積む。その後、PwC税理士法人で税務業務に従事し、公認会計士として登録。2025年7月に「ロジメイト」を立ち上げ、監査・事業の各領域での豊富な経験を活かしたサービスを提供している。北海道帯広市出身。

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